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過敏性腸症候群とは?

こんにちは、管理栄養士の尾上です。

過敏性腸症候群は、管理が難しく、症状が出てきてからの治療はさらに難しいとされています。
その原因はまだはっきりしませんが、女性は男性の倍の確率で発症し、遺伝も関係があると言われています。

今回は「過敏性腸症候群」について解説します。

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは、小腸や大腸に病気などの異常が見つからないのに、便通の異常や腹部の不快な症状が続く病気のことです。

10人に1人が抱える現代病で、発症年齢は20~40歳代が多く、発症の男女比は、1:1.6で女性にやや多くみられます。
高齢になるほど減ってくることも特徴のひとつです。

過敏性腸症候群の診断基準は次の通りです。

最近3ヵ月の間に、月に3日以上にわたってお腹の痛みや不快感が繰り返し起こる下記の2項目以上の特徴を示す

・排便によって症状がやわらぐ
・症状とともに排便の回数が変わる(増えたり減ったりする)
・症状とともに便の形状(外観)が変わる(柔らかくなったり硬くなったりする)

感染性腸炎など内科的疾患の可能性もありますが、その場合多くは発熱や倦怠感、体重変化などを伴います。
一度、内科での相談や診察を受けるとよいでしょう。

リラックスしているときにはお腹の症状がみられないようでしたら、過敏性腸症候群が考えられます。

過敏性腸症候群は、食事の変化や腸の感染で炎症が残り、腸内細菌の変化などで消化器粘膜の過敏性が強くなった状態です。

また、消化管の動きは自律神経でコントロールされるので、そのときの緊張やストレスが引き金となって症状が出ることがあります。
胃腸の収縮運動が強くなり、痛みの知覚過敏が強くなっていることも考えられます。

過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群は以下の3パターンに分けられます。

下痢型
腹痛や腹部の不快感がある慢性的な下痢。
1日に何度もトイレにいく。

便秘型
腹痛や腹部の不快感がある慢性的な便秘。
排便をする時に腹部が苦しくなることが多い。

交替型
下痢と便秘を交互に繰り返す。

過敏性腸症候群の主な症状

・おならや排便で和らぐような、腹部の痛み、鈍痛がある
・下痢と便秘が交互に起きる
・排便後でも腸がすっきりしない
・腹部の膨満感がある
・便に粘液のようなものが混じっている
・吐き気がする

過敏性腸症候群の治療

過敏性腸症候群の治療は、食事療法と運動療法を基本とし、改善がみられない場合には薬物療法を行っていきます。

食事療法
食事の回数や量、また食べるスピードの工夫し、腸に負担をかけないようにする。
炭水化物や、脂肪分の多い食物を控える。
香辛料やアルコール、コーヒーを控える。
下痢に対しては、適量の食物繊維をとるようにしながら、下痢を引き起こすような冷たい飲み物や牛乳の過剰な摂取は避ける。
便秘に対しては、食物繊維を積極的にとり、便の量や硬さを整えるように心がける。

運動療法
適度な運動を行うことで、腸の動きを整える。
運動でストレスを解消する。

薬物療法
生活習慣の改善で症状がよくならない場合に、薬物治療を行う。
使用される薬剤は、症状や体質、生活リズムに合わせて選択し、治適切な薬を見つけていく。

まとめ

もし症状が続くようなら、医療機関に相談をしましょう。
サプリメントを使用する場合は、食事から十分に摂取できない場合をサポートする補助食品として摂ることとしましょう。

今回は「過敏性腸症候群」について解説しました。

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