管理栄養士ブログ

甘酒のもと、酒粕について

こんにちは、管理栄養士の尾上です。

酒粕とは、醪から日本酒を搾り出すことによって生まれる副産物のことです。
ぎゅっと搾られた酒粕には、お米や酵母の栄養がたっぷり詰まっています。
身体の構成に必要なタンパク質、体内のエネルギー源となる炭水化物、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが酒粕には豊富です。
甘酒は飲む美容液、点滴とも言われていますね。

今回はそんな甘酒のもとでもある、酒粕について解説していきます。

酒粕

冒頭でお伝えした通り、酒粕には栄養成分が豊富に含まれており、旨味成分も含まれているため、料理に活用することで、旨味やコクがアップします。

また、美容にうれしい成分もたくさん含まれています。

メラニンの生成を抑えるといわれているコウジ酸やフェルラ酸、天然保湿成分などが含まれています。

そのため、酒粕を活用した美容パックなども販売されていますね。

酒粕の種類

酒粕の種類について解説したいと思います。

板粕

スーパーなどで販売されている四角い板状の酒粕。
自動圧搾機から採集したものが多い。

ばら粕

吟醸酒の搾り粕のように柔らかすぎて板状にならない酒粕などを集めたもの。
成分は板粕と同じだが、板粕よりも柔らかく溶けやすいのが特徴。

練り粕

酒粕を練り合わせて、ペースト状に加工したもの。
ばら粕よりもさらに溶けやすく、料理用として使用されることが多い。

踏込粕(土用粕)

板粕や、ばら粕をタンクなどで半年程度熟成させたもの。
空気を抜くために、長靴で踏み込むことから名付けられた。
黄金色や茶色のものが多く、コクや甘味が強い。

奈良漬けなどに使用されることが多い。

また、日本酒の大吟醸や吟醸酒の酒粕は板状にならないため、ばら粕や練り粕の形状で売られることが多いです。

甘酒は飲む点滴、美容液

甘酒の主成分は糖質です。

原料のお米由来の糖質(でんぷん)がコウジカビのはたらきによってオリゴ糖やブドウ糖に分解されているために、「消化吸収に優れている」という利点があります。

通常、私たちがご飯を食べると、体内で糖質(でんぷん)の鎖をバラバラにしてから(消化)、体の中に取り込みます(吸収)。

一方、甘酒はコウジカビがあらかじめ糖質を分解していてくれるため、同じ量のでんぷんをとるよりも、体内で消化する負担が減る、と考えることができます。

消化吸収にかかる負担が減るため、甘酒は胃腸が弱っているときや、素早くエネルギー補給をしたいときに便利な食品と言えるでしょう。

飲む点滴と言われる理由はここにあります。

実際に、江戸時代にはその消化吸収の良さからか、疲労回復と栄養補給にすぐれた食品として夏バテ防止のために親しまれていたそうです。

まとめ

甘酒には疲労回復、血行促進、美容効果、便秘改善などの嬉しい効果も色々と期待できます。 美容や健康を気にする人もぜひ、甘酒を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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