管理栄養士ブログ

自己流の糖質制限は危険!目指すは健康的なダイエット

こんにちは、管理栄養士の尾上です。

近年様々なダイエット法がメディアで取り上げられていますが、その中でも糖質制限ダイエットは、「○○㎏痩せた!」など魅力的な情報が多いため、興味を持っている方も多いのではないでしょうか?
確かに一見体重が落ちやすく、素晴らしいダイエット法のようにも思えます。
しかし、極端な糖質制限(糖質を含む食品を一切食べない、1日の糖質量を極端に制限するというような方法)の場合は身体へのデメリットも懸念されます。
間違ったダイエットをしないためにも、正しい糖質の情報を解説していきたいと思います。

減っている体重は水分!体脂肪はすぐには減らない!

極端な糖質制限ダイエットを始めると、最初すぐに数キロ体重が落ちます。
その即効性から人気がある糖質制限ですが、実は落とし穴があります。
その理由は、落ちた体重は体脂肪が落ちているわけではなく、実は体内の水分量が減っているからなのです。
糖質を制限すると肝臓に貯蔵してある糖質(グリコーゲン)が使われます。
肝臓に糖質1gを貯蔵するときに水分3gが付いた状態で貯蔵されているため、グリコーゲンが使われると同時に体の水分量も減るというメカニズムになります。
大幅に体重が減ってもそのほとんどが水分で、体脂肪が減っているわけではないのです。
健康的なダイエットを目指すには、食事をバランスよく摂り、適度な運動をすることが近道です。

栄養素が偏ると病気のリスクも

糖質不足による脳の機能低下

脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源とする器官です。
糖質抜きの状態が長期間続くと、集中力の低下やイライラといった状態に陥りやすくなります。

ケトン体増加による障害

糖質不足によりブドウ糖が枯渇すると、脂質を燃焼してエネルギー源としますが、その代謝産物として産生されるのがケトン体。
ケトン体が多くなると体液が酸性に傾き、悪心や嘔吐、ひどい場合には昏睡状態などを引き起こすようになります。

栄養バランスの乱れにより、血液がドロドロに

糖質を摂らない分、タンパク質や脂質の摂取量が増え、栄養バランスが乱れます。
さらに過剰なタンパク質は腎機能を悪化させ、過剰な脂質は動脈硬化を促進させて心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める恐れがあると指摘されています。
粉末状のプロテインや、プロテインを多く含んだお菓子などが流行っていますが、食べ過ぎには気をつけましょう。

食物繊維不足による腸の不調

穀物やいも類、果物などから得られる食物繊維や身体に不可欠な栄養素が不足し、便秘などの不調を起こしやすくなります。

リバウンドの素!イライラによる過食

糖質不足のイライラから過食に走り、リバウンドしやすくなります。
また、長期的にみるとダイエット継続率は低いという研究結果も報告されています。
極端な糖質制限は長くは続けれないということですね。
せっかくがんばってもリバウンドしてしまっては意味がありません。
ダイエットはなるべく長期スパンで考え、2~3か月で1~2㎏落とす等、無理ない目標でがんばりましょう。
また、自身に本当にダイエットが必要なのかもよく考えたうえで取り組みたいものです。

まとめ

このように、極端な糖質制限ダイエットは、結果的に身体に支障をきたしてしまう危険性もあります。
メディアなどの情報に惑わされず、正しい情報をもとに健康的な生活を送るようにしましょう!

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